📚 ポラーチェク

2024/12/17

 とても短い作家評第52回です。

 ポラーチェクは1892年生まれのチェコの作家です。 ユダヤ人の少年として育ち、第二次大戦のドイツによるユダヤ人迫害にあい、命を落としました。


 『魔女のむすこたち』は普通の意味で魔法を使って悪事を働いたり、 危機を乗り越えたりする魔法使いとは全然ちがう魔法使いのお話です。 だいたいにおいて、60才をこえた兄弟が小学校に通うところからして変わっています。 一見親切な山賊や、賢い王様に出会うのですが、 正体はいずれも傲慢で、暴力的な人間です。 魔女のむすこたちは、しかし、ユーモラスにその苦難を乗り越えていきます。 そこが他の作品との違いでしょう。 こんな作品もあるのかという感じです。

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