📚 アンドリュー・ラング

2024/12/09

 とても短い作家評第50回です。

 アンドリュー・ラングはイギリスの文学者、民俗学者で、 創作以外に世界の童話を数多く集めて出版した人です。


 自ら書いた『りこうすぎた王子』には世界の昔話のアイデアがあれこれと顔を出します。 書き出しが「子供の生まれない王さまとお妃さまがいて、やっと生まれた赤ちゃんに、 妖精たちがおくりものを持ってやってくる……ところがさいごにやってきた妖精が、 とんでもないおくりものをする」という「眠り姫」と同じ設定になっています。 ところが、その話はとんでもない方へ向かい、ラストもユニークです。 文句なく面白い本ですね。

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