📚 エーリカ・マン

2024/11/15

 とても短い作家評第44回です。

 エーリカ・マンはトーマス・マンの娘で、俳優、ジャーナリストあるいは児童文学作家として活躍しました。 『シュトッフェルの飛行船』は1932年、作者が27才のときに発表されました。


 『気球に乗って5週間』などと違い、気球飛行がもう十分安全となった頃のお話です。 10才のドイツ人の少年が気球に密航し、アメリカのおじさんに会いにいくというストーリーですが、 結構はらはらドキドキし、何か幸せな気分になれる冒険譚です。 お父さんのトーマス・マンの重厚な作風とは全く違い、素敵な児童文学となっています。

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