📚 レアンダー

2024/10/29

 とても短い作家評第40回です。

 リヒャルト・レアンダーは1800年代のドイツの外科医であり、作家です。 独仏戦争に従軍し、パリ郊外から残してきた子供たちに書き送ったのが 『ふしぎなオルガン』のもとになったといわれます。


 『ふしぎなオルガン』には「ふしぎなオルガン」「見えない王国」「錆びた騎士」といった童話が 十数編おさめられ、いずれにも、単なる童話のワクをこえ、 人間について人生について何か深く考えさせてくれるものが含まれています。 例えば「若返りの臼」はある老婆が娘に戻りたいと思って出かけ、 同じ失敗を繰り返さなければならないと聞いて結局若返るのをあきらめるというお話です。

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