📚 メアリ・ド・モーガン

2024/09/03

 とても短い作家評第26回です。

 メアリ・ド・モーガンはイギリスのルイス・キャロルと同時代の女流作家です。 生涯独身をつらぬいた彼女は、子供時代からお話上手といわれ、 集まりで子供や大人たちに話して聞かせるのが嵩じて童話集を出すにいたりました。


 『風の妖精たち』は彼女が晩年、孫の年にあたる子供たちへ向けて書いた本です。 とても品のある昔話という感じで、全てハッピーエンドで終わります。 7話が収録されていますが、たんなるメルヘンと違い、主人公たちに個性があり、 彼らは神や魔法に翻弄されず、けなげな生き方の末、運命を切り開くものが多いですね。

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